世界鉄鋼協会(worldsteel)は本日、2025年と2026年の世界の鉄鋼需要に関する最新の短期見通し(SRO)を発表しました。2025年の世界の鉄鋼需要は、2024年と比較して横ばいとなり、約17億4900万トン(Mt)に達すると予測されています。2026年には1.3%の緩やかな回復が予測され、世界の需要は17億7300万トンに達する見込みです。
この見通しについて、スペイン鉄鋼生産者協会(UNESID)のチーフエコノミストであり、worldsteel経済委員会の委員長であるアルフォンソ・イダルゴ・デ・カルセラーダ氏は次のように述べています。「世界貿易戦争の著しいエスカレーションと内在的な不確実性にもかかわらず、2025年には世界の鉄鋼需要が底を打ち、2026年には緩やかな成長を示すと慎重ながらも楽観視しています。この前向きな見通しは、世界経済の回復力、世界の主要経済国における公共インフラ投資の継続的な強さ、そして金融環境の緩和予想に支えられています。」
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